毎日ちゃんと掃除している。
それなのに、なぜか家が整った感じがしない。
床も拭いた。
シンクも磨いた。
ゴミも捨てた。
「今日はよくやったはずなんだけどな」と思いながら、ふと視線を上げると、
なんとなく生活感が残っている。
50代になってから、こういう違和感が増えました。
体力や気力の問題だけじゃなく、「掃除の力の使いどころ」がズレている気がするんです。
今回は、毎日きれいにしているのに、効果が薄かった掃除場所について、
自分の失敗談を交えながら書いてみます。
毎日磨いていたのに印象が変わらなかった場所
蛇口まわりだけピカピカ問題
一人暮らしになってから、なぜか力を入れていたのがキッチンの蛇口。
水垢が気になる。
手に入りやすい場所。
「ここがきれいなら清潔そうに見えるはず」
そう思って、毎晩スポンジでこすっていました。
結果、蛇口だけは新品のよう。
でも全体を見ると、キッチンは「普通に生活感あり」
よく見ると、
- 排水口のフタはくすんでいる
- コンロ横の壁はうっすら油膜
- 作業台の端に、謎のベタつき
蛇口はレベル20。
周りはレベル5。
完全にバランス崩壊です。
ドラクエでいうなら、武器だけ最強で防具が初期装備。
見た目の戦力、あまり上がりません。
「やった感」が強い場所ほど落とし穴がある
トイレの便座だけ拭いて満足していた話
トイレ掃除も、長いこと勘違いしていました。
便座を拭く。
床をサッと拭く。
これでOK。
そう思っていたんですが、ある日来客前に念入りに見たら、
タンクの裏、ほこりがふわっと。
「あ、ここ…見てなかったな」
しかも、トイレって狭いから、
タンク裏や壁のくすみが目に入りやすい。
便座は毎日拭いていたのに、
印象を左右する場所はノータッチ。
掃除って、
「触りやすい場所」=「効く場所」じゃないんですよね。
掃除しているのに疲れる場所は要注意
床掃除をがんばっていた頃の話
以前の私は、床掃除を「やったつもり」で満足していました。
信者というほどではないけれど、
たまに拭いては「これで大丈夫」と思っていた感じです。
- 毎日フローリングワイパー
- 週1で水拭き
- 髪の毛1本も見逃さない
でも、正直しんどい。
なのに、
「床がきれいですね」と言われたことは一度もない。
代わりに指摘されたのは、
- テーブルの上が雑然としている
- ソファ横に読みかけの本が山積み
床だけ完璧でも、
視線の高さが散らかっていると「片付いてる感」は出ない。
MPを全部床に使い切って、
大事なところでMP切れ。
宿屋に泊まる前に全力で戦ってしまった感じです。
意味が薄くなりがちな掃除場所の共通点
自分の失敗を振り返ると、
「意味が薄かった掃除場所」には共通点がありました。
- 毎日やってる感が強い
- 自分しか気づかないレベルの汚れ
- 家全体の印象に影響しにくい
逆に、少しサボると一気に印象が落ちる場所は、
毎日は掃除していなかったところ。
掃除は量じゃなく、
「見え方」と「影響範囲」なんだと気づきました。
節約視点で見直してみたら気が楽になった
掃除のやり方を見直して、
意外と助かったのが節約面です。
毎日使っていた洗剤やシート。
- フローリング用シート
- 除菌スプレー
- 使い捨てクロス
「毎日だから少しずつ」でも、
積み重なるとそれなりの出費。
掃除頻度を、
- 毎日 → 週2〜3回
- 重点場所だけ毎日
に変えただけで、
消耗品の減りが明らかに遅くなりました。
節約って、
我慢することじゃなくて、
「力の抜きどころを知ること」かもしれません。
今はこうしている、という話
今の私は、こんな感じです。
- 蛇口は「ついで掃除」
- 床は週2〜3回
- 目線の高さ(テーブル・棚)は軽く毎日
完璧じゃありません。
でも、家に入った瞬間の印象は前よりいい。
掃除のレベル配分を変えただけで、
疲れにくくなりました。
セーブポイントを把握してから冒険するようになった感じです。
きれいにすることが目的じゃなかったと気づいた
毎日掃除していた頃、
「ちゃんとしている自分」に安心していた部分もあったと思います。
でも、
きれいにするために疲れて、
家でくつろげないのは本末転倒。
掃除は、
自分が楽に暮らすための手段。
意味が薄い場所に力を使いすぎていたと気づいてから、
少し肩の力が抜けました。
今日もどこか一か所、
「ここ、本当に毎日いる?」と立ち止まれたら、
それだけで十分かもしれません。